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ラカンの全著作・全講義を年代順に読破するプロジェクト。

2017-08-01から1日間の記事一覧

絶対知という狂気:「フロイト的無意識における主体の覆しと欲望の弁証法」(その2)

つづけて(799頁最終段落)言語学のおさらいがひとしきりあり、言表行為の主体と言表の主体との差異が存在と存在者とを隔てるハイデガー的「襞」になぞらえられ(rabattre en son gît la présence…)、シニフィアンによる主体の消失(fading)が「現存在狩り…