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ラカンの全著作・全講義を年代順に読破するプロジェクト。

2017-04-20から1日間の記事一覧

欲望の人質としての対象:セミネール第6巻『欲望とその解釈』(その5)

第6講(17/12/1958) 「死んでいることを知らない父」の夢において、主体はみずからの無知を父に投影する。かれの欲望はこの無知のなかにみずからを位置づけることである。父の死によって、主体は死へと直面する。それまでは父の現前がかれを死への直面から…